2014 瀬戸「赤津 窯の里めぐり」ツアー 

本日は光風窯陶芸倶楽部が企画した
瀬戸窯元めぐりツアーに行ってまいりました。

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四日市では今日から万古まつりが始まるというのに

瀬戸の窯元めぐりに行くなんて・・・なんだか
裏切り者になった気分ではありましたが・・・
何せ両方の行事とも、今日と明日の二日間という事なので

致し方なし!
・・・という事で無事に瀬戸に到着!

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のぼりの写真が反対になってしまったけど、こののぼりが

街のあちらこちらに立っていて、窯元めぐりの雰囲気を
盛り上げていました。
とりあえず瀬戸から生徒として来てくださっている
三陶さんの駐車場にバスを止めさせていただき
工房内を見学。

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すごく広く、量産工房の雰囲気バリバリです。

大きな窯が4つもあるのですが・・・

肝心のその写真を撮るのを忘れてしまった。
俺のバカ!バカ!バカ!

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三陶さんを見学後、窯元めぐりスタート。

もらった地図を片手に散策を始めます。

たくさんの手作りタイルでできた壁。

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陶のふくろうがお出迎え!

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赤津焼会館の中では展示をやってました。

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お昼は厳選に厳選を重ねたおにぎりを食べます。

赤津会館の裏でうぐいすの声を聴きながら・・・
のどかだ!

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窯元めぐりは続く。

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続く。

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瀬戸は坂が多く、アップダウンの繰り返し。

天気が良いのは嬉しいのだが、若干バテ気味。
窯元めぐり終了後は瀬戸蔵ミュージアムへ。
昔の電車の展示やら・・・(私、運転手)

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ボランティアのおじさんが親切にも色々と
説明をしてくれました。

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まあ、とにかく展示品の数が多いし・・

とにかく立派な施設です。

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正直、四日市の万古の状況からみると
かなりうらやましい状況です。
瀬戸蔵ミュージアムの次は
瀬戸市新世紀エヴァンゲリオン・・・ではなく・・・
新世紀工芸館に行きました。

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これまた立派な建物です。

陶芸のみならずガラス作家の展示もありました。
ノドが乾いたので1階にあるカフェでジュースを飲んだのですが
好きな器がショーケースの中から自由に選べるという事で
私が選んだのはこのグラス。

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そんなこんなで瀬戸での見学を終え帰路につきました!
ハイウェイオアシスにて!風が強いです。

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はい!光風窯陶芸倶楽部に無事に帰ってまいりました。

最後はみんなで集合写真。

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お疲れ様でした~!!

さてさて・・・窯元めぐりの感想ですが・・
まず第一に思った事は地域の窯元が一丸となって
イベントに臨んでいるという事。

とは言え、私は当事者ではないので、本当に瀬戸の赤津地域の
焼きもの屋さんが一丸となっているのか?
ひょっとして、一枚岩では無いかもしれない。

しかしながら、多くの窯元が参加し、
のぼりを町中に立てたり、警備員を配置して
駐車場の管理をしたりという事を見ると
結構頑張ってる感がヒシヒシと伝わってくる。

それと歩いて回れる範囲内に窯元が
点在しているという、好立地条件。
これは常滑のやきもの散歩道にも
言える共通点でこういうイベントをする際には
最高の立地条件と言っても良いだろう。

また、地域の中心部に赤津焼き会館があり
行政の地場産業に対する姿勢も感じられた。

私も去年まで地元陶芸作家数名での窯元めぐりの企画に
参加していたけど・・・
窯元めぐりへの参加作家の絶対数、歩いて回れるか
どうかの立地条件などは、瀬戸と比べると残念ながら
こじんまりとしていたと言わざるを得ない。
そして、何よりも地域ぐるみというのが我々にはなかった。

所詮、それぞれの個人的つながりの人に声をかけ
て窯元を巡ってもらうのがメインになり、
まったく新しい人というのは、いたとしても
数的には少なかった。(私の場合は)
それらの事を踏まえると、今回、初めて
見せていただいた瀬戸の赤津地域の窯元めぐりは
羨ましい限りでした。

でも、気がついた点も少しありました。
瀬戸の赤津地域というのは、黄瀬戸や織部が有名な
産地だから黄瀬戸や織部を作っているのは
当たり前であり、それ故の赤津焼きなんだけど・・・
今回行った生徒さんの中の率直な感想を聞くと
「どれも似たような作品でそれぞれの窯元の
違いがあまりわからない」という意見もあった。

こういう問題ってどうすりゃいいの?

特色のある窯業地はその地域が何かに特化している。
ディズニーランドのように一つのエリアに色々な
アトラクションがあり、客を飽きささないようには
作られていない。
織部で有名なのだから、織部ばかりの作品というのは
当たり前。

備前焼を見学しに行った時も同じ感想を
参加者から聞いたし、実は私も若干同じ感想を
持ったのは否めない。

う〜ん・・・

逆に・・・万古焼の作家のそれぞれが作っている作品は
比較的にかなりバラバラ。
急須の人もいれば、伝統的な壺や食器。
私のようにオブジェっぽい作品を作っている
人もいれば、クラフト系の人もいる。

それはそれで、面白い反面、
万古焼って結局何なの?
っていう・・・その土地や焼き方の特徴が
なくなってしまう。

なんだか「あちらが立てばこちらが立たず!」みたいな
感じになってしまって・・・

う~ん・・・リンダ困っちゃいますね。

まあ、長々と書いてきたけど
こうしたら良いという結論は出ないよね~。

こういう問題は本当に難しい。

だ~か~ら~・・・

がんばれ!みんながんばれ!
月は流れて東へ西へ~~~!!