2011 金沢 九谷焼ツアー

お天気に恵まれまして
絶好の旅行日和となりました。

合計24名。

よくぞまあ、24名も集まったという感じです。

出発5分後には缶ビールを開けてました。おいおい。

金沢に到着する前に昼食を九谷満月という所でとりました。

釜飯だじょ~!ここでもビールやお酒を飲んでいる人がいます。

ここでは徳田八十吉氏の作品や吉田美統氏の作品も展示販売されていました。

「お安くしますよ」・・・な~んて言われてもリンダ困っちゃうくらいお高いので
もちろん、ニコッっと笑ってスルー。

釉裏金彩の作品はきれいですが・・・
うちの生徒さんのほとんどは釉裏金彩の意味がわかりませんので
私が説明をしていたら、店の人から・・・

「陶芸に詳しいのですか?」と聞かれ・・・
「いえいえ・・そんな・・そんな事ないですぅ~」って逃げました。

こういう時、話し込む事はしないでほとんどの場合
逃げちゃいます。

その後、石川県九谷焼美術館へ。

館の人が古九谷の説明をしてくれます。

なんと1個、1億円の作品も!!

古九谷の作品をじっくりと見学し、最後に子どもがデザインした九谷焼の
コーナーがあったんだけど・・・

みんなこのコーナーが一番よかったと言ってました。

私もそう思ってしまった。

つまりは・・・私を含め、古九谷の良さよりも子どもの無邪気なデザインの方に
関心を寄せてしまうという・・・かなりダメじゃん!って感じではあるのですが。

う~ん・・・陶芸家失格でしょうか???

九谷焼はきれいなのですが、色で埋め尽くす表現方法が
アホな私は途中で思考回路がパンクしてしまうのですな~。

だけど子どもがデザインした絵を九谷焼の特徴である
五彩で彩った皿はとても新鮮だと思ったし色もとっても大胆で
きれいだった。

古九谷の名品よりも子どものデザイン作品(焼き上げはプロがやっている)
に軍配をあげてしまう私は・・・・やっぱり陶芸家失格かもね。

その後は九谷焼窯元の妙泉工房へ。

ロクロ部門と絵付け部門の完全分業制。

若い修行中の人もたくさんいて、なんだか緊張感漂ってます。

絵付けも座ってやってました。本当に細かい作業。

毎回、こういう工房を見学させてもらう度に感じるのは
同じ焼き物という分野でありながら、まったく違う業種のように
思えてしまう。

厳しい修行でロクロの技術や絵付けの技術を修得するのに
3年~5年。上下関係すごく厳しい世界の中、黙々と修行する。

その後に独立。

まあ、独立後の方が厳しい世界になるとは思うんだけどね~。

うちの生徒さん達もやきものの世界の厳しさを垣間見た感じでした。

・・・かと言って、うちの教室もビシビシやるというワケではありません。
うちはゆるく、ゆるくやっていきたいと思ってます。

その後夕食をとり、後は各個人での自由行動。

呑み助組はホテルのバーラウンジへ。

夏はやはりモヒートという事で5人くらいはモヒートをオーダー。
カルーアミルク、テキーラサンライズ、ソルティードックなど
後はバラバラです。

モヒートの後は私はシングルウイスキーをロックで。

そんなこんなで一日目が過ぎていきました。

 

金沢・九谷焼見学ツアー二日目は

まずはホテルのロビーに9時集合。

始めに訪れたのは「ひがし茶屋街」
金沢といえばこの街並みの風景が旅行パンフレットなどに
紹介されていますよね。

思ったよりも小さいエリアでした。
まだ朝が早いという事でお店もほとんどが閉まっていました。
ガイドさんがついてくれて、見学とあいなりました。

その後、泣く子も黙る「兼六園」です。

実は私は今回、兼六園の灯篭を見ただけでほとんど見ていません。

高校時代の友人が金沢でケーキ屋さんをしているのですが
その友人となんと30年ぶりに会う約束をしていたため
兼六園は約10分ほどで退園いたしました。

バスの出発時間ギリギリまで友人と話をする事ができました。

その後は金沢21世紀美術館へ。

まずはそこで食事をとり、その後美術館を見学です。

美術館は工事のせいか?入れ替え作業のためか?
日ごろの展示スペースより大幅に縮小されていまして
少々さみしい展示内容でした。

特にアジアを中心とした現代作家の作品は
一般の人には理解しがたい作品だったのかも知れません。

うちの生徒さんにはすこぶる評判が悪かったです。

私が現代アートを鑑賞する場合、絶えず陶芸を意識して見ています。

何か自分の作品に参考になる事はないだろうか??という感じです。

絵にしろインスタレーションにしろ、どうしても陶芸とリンクさせて
見てしまいます。
ま、これは職業病ですかね~?

ですからひとつでも参考になる作品に出会えればそれで良しです。

美術館を後にして次に向かったのは「箔一本店 箔巧館」

金箔体験をしました。

金箔ド素人の人達相手の体験教室も大変ですね。
(指導者の気持ちは痛いほどわかります)

最後は金箔入りソフトクリーム。

店の人には・・・

「金箔ドッサリソフトクリームをお願いします」って感じでオーダー。

店の人も「はい、わかりました」と返事をされたのですが
出てきたのは普通の量の金箔入りソフトクリームでした。あはは

金箔体験を終えて、帰路につきました。

途中、徳光ハイウェイオアシスにてお買い物。

そして夜7時半頃、無事に光風窯陶芸倶楽部に到着したので
ありました。

今回のツアーで会員の絆がより一層強くなった気がしました。

同じ会員でありながら初対面の人も大勢いましたが
皆さんとても楽しんでいただいたようで、主催者としては
うれしい限りでございました。